「女性美容師カメラマンの使命とは?」

わたしの母は45歳で他界しました。

当然の如く遺影用の写真なんてありません。

深い悲しみの中、いろいろ引っ張り出して探すことに。

探せど探せど、どれもしっくりいくものはなく、それでももう少し良いのがないかと思っていたら、

「もう時間がないから、これにしなさい。」

と・・・。

確かに時間はありませんでした。

そして、完成したものは見たことない着物を着た母の写真。

「えっ!?」

母は洋服好き、しかも南国の鳥みたいな原色のカラフルな服をよく着ていました。

棺の中に真っ赤なスーツを一緒に入れたほどです。

そんな人にこの着物?

何も分かってない。

そう思ったら、本当に悲しくて、その写真もそのうち仕舞い込んで、見ることはありませんでしたし、戦友のように二人で生きてきた祖母の遺影写真は作りませんでした。

ある時、勤務していたスタジオに、

「生前遺影を撮っておきたいの。」

と、とてもキレイなおばあちゃまがいらっしゃいました。

「あぁ、なんていい思いつきなんだろう。」

「お化粧して、ヘアセットして、写真を撮って、ちょっとキレイにしてお渡し、最高だなぁ😊」

そう思いました。

母の時の経験から、嫌なイメージしか持てなかった遺影写真。

でも、あのお客さまのご様子がわたしの考えを一変させてくださいました。

おめかしフォト

わたしは2021年3月からフリーになりました。

一人で動き、こちらからご希望の場所に出向いて行きます。

いつもいらっしゃる場所なら、自然と緊張もほぐれますし、ヘアセットやメイクをしている時間を通して心安くなった美容師が向けるレンズは知らない人が構えるものとは違い、よりご自分らしい表情を捉えるでしょう。

コロナ禍の今だからこそ

女性美容師のわたしだからこそ

トータルでさせていただけるからこそ

わたしと同じ想いをされる方が一人でも減り、更には作ることでより元気に過ごされるよう、もしわたしがお役に立てるのならば、ぜひ呼んでいただきたいと思っています。

おめかしフォト、始動です。

よろしくお願いいたします。

美容師カメラマン 有馬 美由紀